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words #3
「部屋にも月が浮かぶもんだな」
酔っ払っていました。
一昨年の12月の30日でしょうか、31日でしょうか。
友人となかなか都合がつかず、
仕方なしにみかんを肴にビールを飲み、
母親の寝室で一人で酔っ払っていました。
垂れ流しのバラエティ番組
暖房が効いた部屋
それでも寒くて布団にくるまる
転がる漫画
暇があれば電話の中のオンラインの海をスイスイ泳ぐ
怠惰という言葉を形にしなさいという問題があったなら、
おそらく満点を取れるような形でした。
「あぁ今年も終わるなぁ」
と、これまた何も面白くない事を考えていたりしながら、
ふと、母親の寝室を眺めていました。
少し上を見上げると、僕が若い頃に、ミシンの練習も兼ねて母の日に送った
「布でできたカーネーション」が飾ってありました。
ずっと嬉しくて飾ってくれているんだ
と思い、事務所の屋上で月を眺めている時と似たような感覚になりました。
嬉しいでも、温かいでもなく、
「なんか素敵」という感覚が一番近いのでしょうか。
部屋にも月が浮かぶもんだな、と思い、そんな月を心にも浮かべることができたらな
と、想いました。
ユニフォームをベースに毎回していますが、実用性の機能ではなく、
心に何かが機能するファッション。
それをSHINYAKOZUKAのユニフォームにしたいな。
そんな事を少し考えながら、また部屋を見渡すと、
母親の嫁入り道具で持ってきた古びた鏡台の鏡に自分の顔が現れました。
酔っ払っていました。
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